モニ塚です。
みなさん、スプラトゥーン1は遊んでますでしょうか。
RTAやPretendoのおかげでまだまだ盛んなスプラ1の競技シーンですが、一応今年4月9日にサービス終了したゲームです。
私モニ塚も小さい頃から慣れ親しんだゲームであり、デザインセンスやマインドセットをスプラトゥーンシリーズから学んだだけにサービス終了は大変残念でした。
そんな惜しまれつつ終了したスプラトゥーン1、サ終2日前に大会が開かれたのはご存知でしょうか。
「Splatoon2015 at Last」です。
NKやTK、スプラ1の亡霊など強豪チームが名を連ねる本大会、ガチ勢たちは当然日本から有線で参加していますが、一方私はというとニュージーランドから雑魚いWi-Fiで参加していました。
本記事では、スプラ1最後の大会にどうしてニュージーランドから参加することになったか、どうやって参加したか、実際に大会に出た感想など経緯をまとめています。海外からの大会参加の参考になれば幸いです。
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輸送
2023年、すでに留学準備が済んでいた私は、WiiUオンラインサービス終了のニュースを受けて驚愕しました。eショップも終了しており覚悟していたとはいえ、留学時期と被ることが決定してしまいました。
私の取ることのできた選択肢は2つ、日本にいるうちに思う存分楽しみつくし合理的な荷物を持って渡航するか、WiiUとかいう異常に重い荷物を持っていき現地でサ終の瞬間に立ち会うかです。
結論としてはタイトルにもある通り持っていったのですが、スーツケースの構成には相当悩みました。
洋服を緩衝材として利用する、機内持ち込みの荷物を可能な限り大きくするなどちまちましたテクニックによってなんとか本体をスーツケースに押し込みました。
ゲームパッドはバッテリーが入っているため手持ちバッグに入れ、電源周りや端子類を完備し、覚悟を決めて日本を出発しました。
到着
WiiUを設置!!
HDMIをUSB type-Cに変換してiPadかパソコンをモニター代わりにプレイすればいいや、とか当初は考えていましたが、あまりにも遅延が大きすぎます。VRゲームでも酔わない私がちょっと酔っちゃうぐらいには操作入力と映像出力にラグがありました。
仕方なくリビングのテレビを無断使用して遊んでいたら怒られました。当たり前です。
モニター代わりのパソコンは遅延すごい、家のテレビは使えない、八方塞がりの状況で私が出した答えは「金で解決」でした。
リビングのテレビを無断使用して怒られた次の週、私はすぐに電器屋さんへ向かいリフレッシュレートがマトモなモニターを購入、部屋に設置しました。
もう完璧、あとはサ終に備えるだけや!
そう思っていた矢先、次の課題が訪れます……。
ネット環境
めちゃくちゃ回線落ちします。
回線落ちによる敗北判定だけでウデマエ(実力を示す指標)がS+からAまで下がってしまいました。
勝ち切る前に回線落ちする!そのくせ負ける回はなぜか通信が安定する!!
楽しむためのゲームでどんどんフラストレーションが溜まります。
これはどうにかしなければということで、またも電器屋さんに向かいました。買ったのはLANケーブルと、LANをUSBに変換するコネクタ。
結論から言うとどちらも使いませんでした。LANケーブルは正常でしたが、変換コネクタ側がWiiUに対応していませんでした。電器屋さんのWEBサイトにはWiiU対応と書いていましたが、こういうこともあるようです。
ホストの許可を得てWi-Fiルーターからまで頑張ってLANケーブルを通したあの苦労、何の意味もありませんでした。
やれることはやろうということで自室のドアを開け放し、ルーターをできるだけ部屋に近づけ、WiiU以外のデバイスはできるだけシャットダウンし、なんとか回線が安定し始めました。
大会
大会運営が本格的に動き始め、いよいよモチベーションが高まります。
スプラ1をやっているネット友達全員に呼びかけてなんとか即席チームを組み、大会に申請しました。ゲーム大会に出たことがこれまでなかったため、はじめての経験にワクワクしました。
大会当日に参加者リストを確認したところ、ダイナモン氏など、これまで雲の上だと思っていた人間も参加していることを知り緊張しました。(ガチマッチでアップしていたら配信中のダイナモン氏とマッチするなどし、ますますテンションが上がりました。)
流石ガチ大会、対戦相手のブキ構成がバケットスロッシャー2枚、H3リールガンチェリー1枚、@1みたいな編成ばかりで、そういうところからも気圧されました。
我々はエンジョイ勢や復帰勢で組んでいるのでどうせなら楽しんでやろうと、ダイナモ4枚だとか各々の好きなブキだとかで毎試合ボロ負けしては爆笑してました。
結果は1回戦敗退でしたが、普段のオンラインプレイでは決してマッチしないような強いプレイヤーと連続で戦う経験自体が本当に楽しくて、悔いはありません。(強いて言うなら、たいじ氏と戦ってみたい気持ちはありました。)
大会後も、大会でマッチした相手と個人的に1対1バトルをするなどしました。そっちはボロ勝ちしました。
大会は9時スタートでしたが、NZ時間では深夜12時ということもあり回線が混雑していなかったため、幸いにも快適なゲームプレイが可能でした。
敵味方に迷惑をかけてしまうのではないかと不安だったので本番で回線が安定して嬉しいです。
サービス終了
大会の夜が明け、寝不足のまま学校に行き、授業を受け、帰宅。
明日の昼頃にWiiUオンラインサービスが終了するので、最大限楽しむためにご飯も風呂も早めに済ませました。
ルール変更チートを使ってくる敵とマッチングし、通常ありえないバトル(シオノメ油田のガチホコ)で遊ぶなど楽しい時を過ごしました。ただ、ゲーム性を損なうチート(空中浮遊、完全無敵、連射、射程無限)を使う人が増えて疲れてきたので、大会用に買ったものの海外サイズすぎて残したモンスターエナジーを飲み、カフェインが作用するまで軽い仮眠を取りました。
……
結果、寝過ぎました。なんか4時間スキップしてます。
どちらかと言うとカフェイン効きすぎて困る方なのに。カフェインの作用は1時間程度で最大になるのに。昨晩ほとんど寝てないせいか。
なんか朝日も昇りつつあるし。
NZ時間で6時?って書いてます。あと6時間しかできないらしい
絶望しながらゲームを再開します。
生放送中のダイナモン氏と再びマッチングするなどラッキーなこともありつつ、勝ったり負けたりして、あっという間に時間が経過していきます。
「これで最後になるかな?」とか言いながらハコフグ倉庫のガチホコバトルをプレイ、有終の美を飾る勝利。
サービス終了予定時刻が無情にも訪れます。
……
なんかプレイできます。
ふざけて「つづける」のボタンを押しましたが余裕でマッチングします。
Twitterを確認するとまだできると言っている人でいっぱいです。
「マリオカート7は終わったぞ」と言っている人もおり、どうやらサーバーを落とす順番が相当後になっているようです!これはラッキー。
1戦終わるごとにヒヤヒヤしながら「つづける」を押します。1戦1戦の重みが違います。
サービス終了から2時間、神経をすり減らしながら30戦程度闘いました。
NZ時間14時、ここで4時間ごとのスケジュール更新が来てしまい、
同時に私のSplatoon1は終了しました。
それでもなぜかダイナモン氏のスプラトゥーン1は終わっていませんでした。スプラジャンキーの彼に運が味方したか、氏のサーバーはまだまだ健在でした。
もうスプラ1ができない私はダイナモン氏のガチマッチをそこから4時間見続け、最終的にその日はNZ時間18時までスプラトゥーンを楽しみました。
ちなみに学校は休みました。
おわりに
ゲームの楽しさ、美術センス、他責しないマインドセットなど、私はSplatoonシリーズから多くのことを学びました。
これまでの人生(おそらくこれからも)で最も重要な、人格を構成するようなコンテンツのひとつの終わりを見届けられたのは幸運でした。
これからもスプラトゥーンの成長を見届けていきたいです。
グランドフェスティバルは「過去」に入れます。
記事は以上です。ありがとうございました。